事例18


 <詐欺の手口>

 被害者がサイト登録すると,サイト利用者を装った2人の人物(一人は「しんいち」・もう一人は「川本」)から,被害者に会いたい,あるいは,サイトで使った費用を援助させてもらいたいとメールが届き,ついてはメール交換したいと持ち掛けられた。

 「しんいち」及びサイトから,「しんいち」とアドレス交換するためにはサイトのポイント購入が必要と言われ,言われるがまま,被害者はクレジットカードを利用して,あるいは現金振込により支払を行ったが,「しんいち」とアドレス交換できるようになった途端に,「しんいち」から仕事で忙しいことを理由にメール交換できなくなった。

 「川本」からは,「出張から帰ったらすぐに会おう。食事をしに行こう。」などと,さも被害者に好意を持っているかのメールが届き,また,サイトで使った費用を援助するとのメールが届いた。被害者はこれを本当のことと誤解して,クレジットカードを利用して,あるいは電子マネーを利用して,サイトのポイントを繰り返し購入して,「川本」とメールのやり取りを続けた。しかし,被害者は「川本」と会うことも,食事に行くことも,費用援助を受けることもなかった。